|
|
 |
 |
 |
福井 源(ふくい いずみ)
1953年三重県生まれ
松本歯科大学の一期生で卒業。
1983年三重県度会郡度会町にて福井歯科医院を開業。 |
 |
|
 |
 |
 |
| 三重県度会郡度会町にある棚橋保育所では、大切な子供たちをムシ歯から守るために、日々様々な工夫をしています。年間行事として行う歯科検診のほか、園児たちには水筒を持参させ、消毒代わりにお茶を一日に何回も飲ませたり、保育士さんが紙芝居を作って歯の大切さを教えたりしています。 |
|
子供の歯(乳歯)は、中学校にあがる頃には全部抜け落ちて、大人の歯(永久歯)が生えてきます。どうせ抜けてしまうからと歯みがきを怠ったり、甘い物を食べる習慣を覚えさせてしまうと、その子は一生ムシ歯に悩まされなくてはなりません。
保育士さんはお母さんから預かった子供たちを大切に健やかに育てるため、いろいろな勉強会をしながら学んでいます。でも、保育所でどんなに努力をしても、家庭での食生活や歯みがき習慣が悪ければ、子供たちの歯はどんどんムシ歯におかされていくのです。
そこで今回、地域の歯科医師の協力を得て、園児の母親を対象としたムシ歯予防講習会を開催し、お母さんに正しい歯の知識を得ていただく機会を設けることになりました。参加者は22名。平日の午後という忙しい時間帯にも関わらず、たくさんのお母さんが参加されました。

講師を引き受けたドクターは福井歯科医院の院長・福井源先生。福井先生は診療の合間をぬって、お母さんたちに分かりやすく説明するためのスライドを制作し、ムシ歯予防に関する資料まで持参。スライドを使ってムシ歯はどうしてできるのか、ムシ歯を作らないためにどうすれば良いか、など丁寧に説明した後は、子供たちを呼んで母子の「仕上げ磨き」の実践指導を行いました。
参加したお母さんから『仕上げ磨きはやり方が分からないので自己流でやっていましたけど、今回参加して初めて分かりました』『こうしたイベントに初めて参加しましたが、本当に良かったです』など次々と喜びの声があがると、ボランティアの福井先生も初の試みに勇気を持って企画された御村所長も、思わず笑みがこぼれました。ご苦労が報われた瞬間です。
|
歯科医師・保育士・母親が三位一体で子供の歯を守ろうという、地域の小さな場所での小さな取り組み。こうした取り組みの中から健やかな子供が育っていくのだと思います。今後もこうした大人たちの取り組みに目を当て、応援し続けたいと思います。 |
 |
仕上げ磨き
子供が自分で上手に歯みがきができるようになるまで保護者が行う歯磨き。
ハブラシも「仕上げ磨き専用ハブラシ」がある。力を入れすぎないことがコツ。
 |
今回取材させていただいたところ
三重県度会郡度会町 棚橋保育所
写真は所長の御村 恵子(みむら けいこ)さん |
|
 |
 |
|